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本は誰でも簡単に作ることができる。

文章教室の生徒さんに

「難しいことは何も無い」

と言っている。

 

“赤いバラ”

 

と1ページめに書く。中身はバラの写真。

奥付に年号と名前を記入。

糸か糊で綴じれば

一応は本の形になる。

 

巷に氾濫している自分史の書き方…

主語は、修飾語は云々と説明している。

 

一応は必要だが、個人の自伝は小学生の作文や絵日記ではない。

極端に言えば、人生の切り絵である。

 

文法も五段活用も不要。

肝心なのは真実の叫びだ。

それが、自伝の神髄である。

素人さんが初めて自費出版される場合の注意点として、早計に行動される場合が多い。だが、

先ずは一呼吸おきたいもの。

 

私の三十年近い自分史制作業務経験では、当初は募集広告などには近づかない方が無難といえる。

 

「原稿拝読、素晴らしいですね。これを書店に並べると一躍作家になれるかも…」

 

業者の甘言に

その気になって依頼。

結果、返品の山を抱える。

私の所に、“何とかならないか”

と泣きついてきたことも一度や二度ではない。

 

プロの作品でも返品が出る。

個人の自伝となれば簡単には売れない。

 

安い電子書籍出版で結果が出れば正式に紙本出版すればよい。

 

自費出版は小さなことからコツコツやるのが一番である。

 

初めての本づくり

電子書籍から

初めて自費出版で自分史を作りたい方へのアドバイス

はじめに

今、時代の進化とともに電子書籍が大ブームとなりつつあります。自分史を志す者には正にラッキーチャンス到来だ❗

 

 一昔前は、素人さんが自費出版で自分史を出版するとなると、少なく見積もっても百万単位のお金が必要でしたが、webネットワークが充実した現在では「電子書籍」が地位を拡大し、大変安価でご自身の手記などが全世界向け発信出来るようになりました。

 

☆この、電子書籍出版は完成原稿があれば、従来の20%程度の費用で完成を見る事ができます。素晴らしい時代になったものです。さらにメリットは、出版し購読されると書籍本体価格の10%が著者に支払われます。少額ですが、楽しみが増えます。(ただし、この価格設定は山の辺書房独自のものですので、他社はそうではありませんのでご注意下さい)

 

☆広告などでよく見かけるキャッチフレーズに「あなたの本が書店に並びますので、売れる可能性が高くなりますよ」などの文句がありますが、30年近くこの道を経験してきた私の体験では、個人の自伝は余程の内容でない限り殆ど売れないし読んでくれません。

 いまの時代、プロ作家でも返品が出るのです。自分史という特殊なジャンルの場合、都合良いことに、著者の友人・知人などが購入してくれる割合が非常に高い。出版後それぞれ関わりのある人にアピールするだけで100冊は完売できるでしょう。本は「読まれなければどんな立派な装丁でも意味がありませんからね」

 

☆当編集室では、完成原稿の場合(俳句・短歌・詩集・絵手紙)などは、リライトの必要性が無いので、機械的にe-book用に制作するだけですので安価ですみます。一応の目安ですが、a5判サイズでは一ページ当たりの作業量は2000円から2500円程度で行っております。

 

☆一口に自分史と言っても、その種類は多技にわたります。自分史を出す意思はあるが原稿が書けない人は、当方の取材・調査がはいりますので、最低でも1ページ当たり5000円程度必要です。

 

☆出来るだけ安価に仕上げたい人は、下書き程度でも大丈夫ですので、なるだけご自身でお書きになることをおすすめします。それだけでも、はっきり申し上げて大変助かります。

 

ご注意事項として一言

◇巷で派手な広告を展開している業者には、くれぐれもご注意してくださいね。册数を多く作る事をもちかけたり、はたまた、あなたの原稿は「実にすばらしい❗ 作家になれるかもしれませんよ」などと甘言を吐いて多額の制作費を要求する業者もいます。ただし、全部の業者がそうだとは断言しませんがね。

 

◇自分史は当初せいぜい50から100冊程度つくるようにしましょう。それを、AmazonKindleサイトにて販売してみた結果、人気が出れば増刷すればいいのです。

 

◇当編集室では「まず、電子書籍を制作」をファーストステップとしてやっております。どこかで聞いた言葉ですが「始めは、小さい事からコツコツと……」です。皆様のご検討を祈る❗

初心者厳重注意事項

振り込め詐欺ではないが、出版不況を反映してか、自費出版が食い物になっている現実がある。

山の辺書房ではエキテンサイトに下記のようなチラシを掲載し、まじめに自伝を作ろうと頑張っている人に注意喚起している。

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